ゴー宣DOJO

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トッキー
2011.12.15 05:39政治・経済

小林よしのりは「予言者」か?

既報のとおり、
「反TPP」をテーマにした
『ゴーマニズム宣言』の
描き下ろし緊急スペシャルを
発行することになりました!!

よしりん企画は総力戦体制、
来年できるだけ早くの発売を目指します!

ところで皆さん、
次の『ゴー宣』の台詞に
見覚えはありませんか?

「一部の大企業だけが勝者となり、
中流階級が陥没して、
死屍累々の敗者が出現し、
社会が不安定になっていく…

産業構造を変えて
失業者が『米百俵』の『痛み』を
がまんすれば、
新しい職業に就けるというのはウソだ! 
そんな産業なんか出現しない!」

まさに今の状況を言い尽していますが、
実はこれが描かれたのは10年前! 
初出は「SAPIO」2001年10月24日号です
(『新ゴーマニズム宣言11巻に収録)。

当時は小泉内閣発足間もなく、
支持率80%超という
驚異的な「小泉旋風」が吹き荒れ、
「構造改革」は正義であり、
これで活力ある日本が築けると、
誰もが信じて疑いませんでした。


よしりん先生は
その真っ最中にこれを描いたのです。


                 初出・SAPIO 2001.10.10

そして描いたことは、
全て的中しました。
まるで予言のように


ところが、その当時は
誰もよしりん先生の言葉に耳を貸さず、
当時の若者は
「小林よしのりはもう卒業した」
とあざけって小泉構造改革を支持し、
自らの首を絞めたのです。

そして10年経って、
それまで日本に存在しなかった
格差社会が出現した現状を見ても、
誰がウソをついて人々を騙したか、
誰が真実を語っていたか
を検証する人もいません。

先日、日本テレビ
「ウェークアップ!ぷらす」で、
日本の格差社会化が進み、
日本の富裕層人口が
アメリカに次いで世界2位に
なったという話題をやっていました。

スタジオゲストには
格差社会の張本人、竹中平蔵。
何を言うかと思ったら、なんと

「日本の人口は多いのだから、
これくらい富裕層がいないと
逆に困りますよ」

もう目がテン、口アングリです。

その一方で
分厚かった中間層が崩壊し、
膨大な下流層が形成されて
しまっているという事実を
平気で完全無視するのです。

ところがなんとなんと、
司会の辛坊治郎は

「あ、そういうものなんですかー」

の一言でその話題を
終わらせてしまいました。

中野剛志氏の
『TPP亡国論』を読んだら、
今本当に必要なことは
内需拡大によるデフレ脱却であり、
それができるのは
政府の公共投資しかない

と書いていました。

実は、それも
よしりん先生が10年前に
描いていたことです。


                    初出・SAPIO 2001.10.10

10年前によしりん先生が
言ったとおりにしていれば、
日本は10年以上も延々と
デフレに苦しむ必要はなかったのです。


次の「TPP」緊急スペシャルでも、
よしりん先生が描くことはかならず的中します!

それは「予言」ではありません。

確固たる作家の分析であり、
その信頼性、実績は十分
証明されているのです。

今度こそ、10年後に
「だからあの時言ったのに」
とは言いたくないものです。

現実に、日本が破壊される方向に
進むのを阻止する力になりたい。

そんな本ができるよう、
微力を尽くす所存です。


        この1冊、今や歴史の証言者!

トッキー

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